1995-03-16 第132回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
○野末陳平君 ちょっと僕が三十年代と間違ってましたけれども、今の主税局長の答えでもわかるとおり、もうほぼ全員が最高の五万円を受け取れるというところまで来ているともはや政策目的は達成されたと見ていいんですが、さてそれならば、どういう問題意識を持って今後この生命保険料控除を見ていきますか、当局は。
○野末陳平君 ちょっと僕が三十年代と間違ってましたけれども、今の主税局長の答えでもわかるとおり、もうほぼ全員が最高の五万円を受け取れるというところまで来ているともはや政策目的は達成されたと見ていいんですが、さてそれならば、どういう問題意識を持って今後この生命保険料控除を見ていきますか、当局は。
○野末陳平君 適用を受けている人はほぼ最高の五万円を受けている。これはこのごろの掛金からいけば当然なんでしょう。ただ問題は、八四あるいは八六・七、九割とは言わないが、ほぼ九割がこの控除を適用されていると、こういうことになりますね。 そうなりますと、創設時の目的、昭和三十年代でしたか、果たして今でもきちっとその政策目的が必要であるという判断をしていいのかどうか、それはどうですか。
○野末陳平君 租税特別措置の中、まあいろいろありますが、減収額の多いものを幾つか取り上げて質問してみます。 まず生命保険料控除の方ですが、これもかなり古くからあるやつで、もう当たり前過ぎて、何の疑問も感じないで惰性で控除されるというような受け取り方を納税者はしているかもしれませんが、まず、この生保の控除適用の状況、どのくらいの人数が受けていて、そして最高の五万円がそのうちのどのくらいか、その辺のことをちょっと
○野末陳平君 我々を含め一般国民すべてが今回大蔵省と日銀のつくったシナリオを無理からぬことと思う半面、やはりいろんな疑問があって反発もあるというのは、やはりこの情報が十分でないと。それから国民に対しても全く説明がないという、これは簡単に説明できるような性格のものとは言えませんけれども、いずれにしても、上から決めてそれを金融秩序の維持という大義名分だけで押しつけてくるという、これがやはりもう時代おくれというか
○野末陳平君 つまり、銀行界の代表に今回の仕組みの説明をそういう資料をつけて三十分くらいやったと。それはいいんですが、そうすると、この乱脈をきわめた二つの信用組合、つまりこの金融機関の経営内容などを具体的な資料で説明する、いわゆる情報開示に近い、そういうことはしていないんですか。
○野末陳平君 御質問したいことは円高あるいは今の政府系の金融機関とかありますが、きのうの証人喚問のきょうですから、例の東京共同銀行の方から入っていきたいと思います。 これは、これまでの質疑にもありましたが、破綻した二つの信用組合を倒産させてペイオフにするべきかどうだったか、この辺は非常に難しいというよりも、だれも結果論は言えても事前に正しい判断というような適切な判断はできないような非常に難しいことで
○野末陳平君 ちょっと待って。それぞれ責任を果たしたと言うけれども、あなた方がお金を出した、結局は公的資金を引っ張ったということで、それで責任は果たしたということ。大臣、そうなの、それではおたくの責任はないわけ。
○野末陳平君 三者に責任があるということで、手短に答えましょうね。 ここまで放置して、結果的にそういう形の責任をとったと言うけれども、国民のお金でしりぬぐいをさせるということに結果なりますからね。そうすると、当局の監督責任というのはどういう形でとられるのか、ここわからないんですけれども。
○野末陳平君 日曜日に大蔵大臣がわざわざ都庁を訪ねまして知事と例の問題を協議したと聞きましたが、こうなってしまった責任は東京都と大蔵省とどっちが重いと思われるんですか。
○野末陳平君 私は、新緑風会を代表いたしまして、ただいま議題となりました三法案のうち特例公債の法案には賛成ですが、他の二法案に対しては反対の立場から討論を行います。 今回の税制改革関連法案を虚心坦懐に検討してみましたが、高齢化社会の福祉ビジョン、それから行財政改革に関する基本的な考え方など、具体的な展望や施策が全く示されていない、ここが一番の問題であります。 特に、所得減税を二階建てにして消費税率
○野末陳平君 さっき出た勤労学生控除とか寡婦控除というのは、意味があるようで実は余り意味がない。これははっきり言ってもう廃止してもいいぐらいに思っていますよ。しかし、廃止というのはなかなか難しいから、せめて控除額を据え置きするという考え方があってもいいんです。 今の老人扶養控除などは、特に子供の問題ですね、育児と関連して、お年寄りばかり優遇してきたが、じゃ育児の面についてはどうなんだと。これももちろん
○野末陳平君 同居老親というか、そういう場合が今まではやや優遇されていたけれども、これも実情はかなり変わってきて、やはり今まで我が国は、税制だけじゃありませんが、お年寄りを優遇してきた、その効果は十分にあらわれてきたわけです。しかも、このごろはもう自立てきるある程度余裕のあるお年寄りもふえてきたわけですから、相当お年寄りの間に格差が出てきたわけです。まして、同居しているというけれども、最近では親が同居
○野末陳平君 残り時間が少なくなりましたので、寺崎委員が先ほど触れました人的控除のことを中心に二、三お聞きしておきましょう。 この税制改正に絞って言いますと、これはかなりの前進で中堅所得層は喜んでいますから、それなりの評価は当然すべきなんですが、先ほどから大臣が言うような抜本改革ということにこだわるならばやはり物足りない点は多々ありまして、その一つが、先ほど寺崎委員からの質疑にありました人的控除の
○野末陳平君 そういう納税者の気持ちに反するような不公平もありますし、それから税制そのものにもあるかもしれませんが、今のようないわゆる不公平な税制を直していくことで財源に結びつくというそういう認識はおありですか。
○野末陳平君 消費税率の引き上げは、これは行財政改革あるいは不公平税制の是正などが前提であるというような話は一時かなり勢いよくありまして、今でももちろんありますが少し勢いが衰えたような感じですから、ここでもう少しハッパをかけようと思うんですがね。 この不公平税制ですけれども、今も質問に出ましたが、総理もかねてからこれはおっしゃっていたわけで、いわゆる不公平税制というのはこの時点であるのかないのか。
○野末陳平君 信濃川の河川敷について疑惑ということを追及はしておりませんが、私が前回角栄疑惑の中で信濃川河川敷と言ったのと現在がさま変わりにたっていることは知っておりますよ。しかし、それについて疑惑だと言って追及してたいんで、私はハルシヨンという会社についてお聞きしているわけですから、まず前回は私が一方的にしゃべりましたのはそちらがお答えがないからで、ですから反論もどうぞ間違っているところは訂正してくださいと
○野末陳平君 まさにそのとおりですから、それならばその証券会社をと、こういうことです。(発言する者多し)それでしたら、これはちょっと保留ということにしておきますから。 それから田中長官についても、前回、私の不十分たる質疑通告によって答えていただけなかったので、まずあなたが資産公開で公表されておるハルシヨンという会社ですけれども、これは機能していないファミリー企業のようであるが、東新開発という会社の
○野末陳平君 私は、行革のことを聞きたいんですけれども、前回の積み残しが残っておりますから、関連の時間の中でまずそれを聞いて、残りは主質疑に時間を使うということにします。 総理、先日は失礼しました。通告がないということでお答えいただけなかったんですが、改めて通告させていただきましたので、奥様がお持ちの平和というパチンコ会社の二千株はどこの証券会社のどこの支店でお買いになったかを答えていただいて、そしてそれを
○野末陳平君 問題は具体論でありまして、新党さきがけの案をベースに、というのは私もかなり共通する意見ですのでこれをベースに質問をしたいんですが、武村大蔵大臣、さきがけの案には開発銀行は平成八年から民営化であると、こうなっておりますね。大丈夫ですね。
○野末陳平君 消費税の法案はもう出ましたし、来月は決めなきゃなりませんね。そうなると、行政改革の方がおくれをとりますとこれは大変なことになりますので、どうしても頑張っていただきたい。 そこで、総理にお伺いしますが、どうでしょう、今のお言葉で閣僚の皆さんとかあるいは省庁の意気込みがかなり前と違ってきたように思いますが。
○野末陳平君 私は、新緑風会を代表いたしまして質問いたしますが、衆議院で取り上げられたテーマとなるべく重複しないようにやるつもりでおりますので、よろしくお願いします。 まず行政改革です。特に特殊法人の縮小、整理合理化について年度内に結論を出すというお言葉で、非常に期待しておりますが、これについては新党さきがけの案がなかなか参考になると思いますので、総理としては、さきがけの案を実行するお気持ちがどれぐらいおありか
○野末陳平君 かなりの税収を上げているわけでしよ一つ。 そこで、パチンコに関して新税を考えるとして、例えば娯利用税のような形でいけば機械一台につき幾らとこうなるんですね。今のレベルからいくとゴルフ場利用税は一回のプレーに千円前後ですから、そこで月間機械一台につき仮に二千円ぐらいの負担を求めるとすれば、これでもう一千億円を超えるんですね、約四百五十五万台ありますから。 そうなると、私が思いますのには
○野末陳平君 廃止したんですよね、娯楽施設利用税を。その廃止の理由あたりがちょっとどうかと思うということもありますが、とりあえず今はパチンコの玉には消費税がかかっていますよね。 それで、パチンコの娯楽施設利用税、かつての娯利用税、これを復活するのも一案ですが、その前に、地方税として飲食や宿泊にかかる三%の特別地方消費税、これが年間どのくらいの税収か。あるいは温泉に行ってお湯につかってかかる入湯税、
○野末陳平君 私は、学校給食を例にとって地方の行政改革がどの程度進んでいるか、そういう問題それから地方の税源の問題、二つのテーマで質問をしていきます。 最初に税金の問題から入りますけれども、自治省は地方の税源あるいは財政で頭を痛めていると思うんですが、もうこの際ずばり言いますが、パチンコを課税の対象に考えたらどうかなと思っているんです。これは私が特別言うんじゃなくて、大蔵委員会で自民党の先生からもこういう
○野末陳平君 まさにそのとおりで、幸い雇用事情も少しずつ変わってきていますから、経済事情が変わりましたから、今がチャンスだろうと思うんですね。ひとつ大臣の在任中にいい答えが出るようにお願いしておきます。 それから次は、図書館とか美術館とか、いわゆる公共の文化施設なんですが、閉館の時刻が余りにも早過ぎるんですね。 まず、図書館のことですけれども、大抵は夕方五時か六時で終わってしまう。中には閉館を遅
○野末陳平君 まさにオフピーク通勤がうまくできればサラリーマンは相当楽になるだろうと思うんですけれども、会社側も個別事情がいろいろありますし、それから本気の協力を企業にしてもらわなきゃならないと。そういうわけで、ここが労働大臣の出番だと思うんですね。 ですから、大臣はみずからが企業だけでなくて連合などにも働きかけて積極的にこのオフピークの通勤ということを実現する方向で努力していただいて、何とか時差出勤
○野末陳平君 私は、大都市のサラリーマンの立場を代弁いたしまして、二、三の要望を大臣にいたしたいと思います。雇用促進事業団のこと、サラリーマンの通勤地獄の問題、美術館や図書館の閉館時刻の延長、それらについて質問します。 まず、古くて新しい問題ですけれども、例の通勤地獄といいますか、この解消なんですけれども、これには運輸省も知恵を絞っているとは思うんですが、決め手がなかなかない。私思いますに、やはり
○野末陳平君 一言ごあいさつを申し上げます。 この一年間、大過なく委員長の職員を全うすることができましたのは、ひとえに委員の皆様方の御指導、御協力のたまものであると深く感謝申し上げる次第でございます。まことにありがとうございました。 なお、当委員会に引き続きお世話になりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(拍手) —————————————
○委員長(野末陳平君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(野末陳平君) 租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本案に対する質疑は、去る三日に終局しておりますので、これより討論に入ります。——別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。 租税特別措置法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(野末陳平君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 本日、志苫裕君が委員を辞任され、その補欠として渕上貞雄君が選任されました。 —————————————
○野末陳平君 ただいま議題となりました二法律案のうち、まず租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本法律案は、新総合経済対策の一環として、住宅取得促進税制を拡充するほか、中小企業者等の機械の特別償却制度を抜本的に拡充する等の設備投資減税を行うとともに、特定扶養控除額を引き上げようとするものであります。 委員会におきましては、新総合経済対策
○委員長(野末陳平君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(野末陳平君) 租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。 まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。林大蔵大臣。
○委員長(野末陳平君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 昨二日、山田健一君が委員を辞任され、その補欠として三重野栄子君が選任されました。 ―――――――――――――
○野末陳平君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、協同組織金融機関の優先出資に関する法律案について申し上げます。 本法律案は、全国信用金庫連合会など協同組織金融機関の全国組織五団体について、組合員からの出資を補完するものとして新たに不特定多数の者からの優先出資を受け入れる制度を設け、自己資本の充実を図ろうとするものであります
○委員長(野末陳平君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(野末陳平君) 協同組織金融機関の優先出資に関する法律案を議題といたします。 まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。林大蔵大臣。
○委員長(野末陳平君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 昨二十六日、山田健一君が委員を辞任され、その補欠として谷本巍君が選任されました。 ―――――――――――――
○委員長(野末陳平君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。 午後零時三十二分休憩 ――――◇――――― 午後一時三十分開会
○委員長(野末陳平君) これは自民党とそれから社会党の間で協議が対立したままになっておりますので、本日は御要望に沿えなかった、こういうことでございます。
○委員長(野末陳平君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。 租税及び金融等に関する調査を議題とし、これより質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言願います。
○野末陳平君 ただいま議題となりました五法律案にりきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、国の補助金等の整理及び合理化等に関する法律案は、いわゆる補助金一括法において暫定措置が講じられていた国の補助金等について、国と地方の機能分担、費用負担のあり方等を勘案しつつ一体的な検討を行い、補助率等の恒久化等の措置を講じようとするものであります。 次に、平成五年度における一般会計承継債務等
○委員長(野末陳平君) 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。 これより順次両案の採決に入ります。 まず、国の補助金等の整理及び合理化等に関する法律案について採決を行います。 本案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(野末陳平君) 国の補助金等の整理及び合理化等に関する法律案及び平成五年度における一般会計承継債務等の償還の特例等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。 両案は、去る二十五日に質疑を終局しておりますので、これより討論に入ります。 御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
○委員長(野末陳平君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 去る二十六日、山田健一君及び下村泰君が委員を辞任され、その補欠として堀利和君、島袋宗康君が選任されました。 ―――――――――――――
○委員長(野末陳平君) この際、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 委嘱審査のため、本日、参考人として国民金融公庫総裁平澤貞昭君、日本開発銀行総裁吉野良彦君及び日本輸出入銀行総裁山口光秀君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(野末陳平君) 去る三月二十三日、予算委員会から、本日午後半日間、平成五年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、大蔵省所管、国民金融公庫、日本開発銀行及び日本輸出入銀行について審査の委嘱がありましたので、本件を議題といたします。 ―――――――――――――
○委員長(野末陳平君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 昨二十五日、島袋宗康君が委員を辞任され、その補欠として下村泰君が選任されました。 ―――――――――――――